2013年09月21日

アオコ抑える新技術

9月21日 朝日新聞朝刊埼玉版からの記事です。

さいたまの池で実証実験

攪拌体工夫で水質浄化


さいたま市内の企業が開発した画期的な攪拌技術。
これを応用して湖沼で大量に発生し、水質劣化や悪臭をもたらすアオコ被害を抑制する実証実験が進められている。

アオコは植物プランクトンのラン藻などが大量に増殖したもので、池や湖沼の水面が緑色の粉をまいたようになる。
夏場など以上に増殖すると魚介類がいっせいに死ぬこともある。

この攪拌技術は遠心力を応用し、羽を使わない。
このため、水流を垂直方向だけでなく回転させる攪拌体に穴を工夫することにより水中全体に起こすことができる。
また、羽がないので、水中生物や物質に傷がつかないことも利点だ。
実験に利用する攪拌体は、直径40cmで厚さ6cmの円盤型でプラスチック製。
毎分200〜300回転でかき回し、池全体に空気を送り込む。
池に空気を送ることで、光合成に必要な二酸化炭素が減り、アオコの成長が抑制されるのではないかという。

もともとは、塗料を混ぜる技術として、従来にない革新的な発明と認められ、基本特許習得。
その後、回転軸の強度テストを排水タンクで行ったところ、毎年夏に大量発生していた藻が減っていたため、水質浄化に役立つと考えたという。

実験開始から一ヶ月後の検査では、酸素の濃度があがるなど水質改善の傾向が確認できた。
10月末まで実験を継続して、今後の実験方針を決めていくという。

この攪拌技術、茶葉を傷めずに清涼飲料用の緑茶を大量生産することや、ダムの底の堆積物抑制などにも活用できるのではないかと期待する。



posted by バスター at 23:36| Comment(0) | 「水」と環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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